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ブログのタイトルは「そうしそうあい」と読みます。コメント大歓迎です。


by rbzero
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ロシア学校占拠事件によせて

Excite エキサイト : 国際ニュース

今日、児童ら約330人が死亡したロシア北オセチア共和国ベスランの学校人質事件が発生してちょうど1年が経つ。

今朝の「とくダネ!」でこのニュースを見たときに、「もう1年経つのかぁ…」と相変わらずながら、時が経つ速さに驚いてしまう。番組ではこの事件で人質になり、いまだにその時に負った心の傷が癒えないでいる少年が映っていた。その少年は学校という言葉を嫌い、「またテロリストがやってくる」と、恐れを抱いている。病院には、まだ治療を続けている方もいるらしい。


少年が感じた恐怖など、自分には知りようもない。ただ、この事件を知って心を痛めたことは間違いのない事実。そして、テロの卑劣さを憎むと共に、「生きる」こととは何なのか、考えさせられてしまった。


ちょうど、とあるサイトで今、流行の(流行だとは言いたくないのだが)ホワイトバンドに批判的な記事を読んだ。詳しい記事の内容はここでは割愛させていただくが、「ホワイトバンドなど、ただの偽善。そんな300円足らずの腕輪なんか、実際は、世界の貧困解決に何の役にも立っていない」というものでした(そういう理由もそこにはちゃんと書いてありました。)。

良い事、悪い事とは何なのでしょう。そして、私達は何のために生きているのだろう。

テロは自由を獲得するための“正義”だろうか?

300円の白い腕輪をして、「世界の貧困」をどうにかしたい、そういう気持ちを自分は持っています、と周りに発信することは偽善だろうか?


これらの問いの答えは、おそらく個々人の気持ち、考え方によって変わってしまうのだろう。「大多数の人が悪いと思うことでも、ある人は良い事だと感じる。」そう感じてしまえば、それがその人にとって正しい答えとなる。逆も然りだ。

しかしながら、自分はテロは絶対悪いことだと思うし、ホワイトバンドだって意味のあることで、決して偽善なんかじゃないと思う。

罪のない子供たちを拘束して、命を奪ってまで、自分達の自由を獲得しようとする行為は、どう考えたって自分には理解できない。

9月10日の「ホワイトバンドデー」に、もっとたくさんの人に世界の貧困について考えてもらおうと個人でイベントを計画した人がいる。そうした人達のしている事や、身につけているホワイトバンドを偽善だと言えるだろうか。彼らのしていることは素晴らしいと自分は感じた。


前述したとおり、モノの感じ方、考え方は人によって様々だ。

しかし、どうあっても自分は事件で亡くなった人達にこの場を借りて、追悼の意を表したいと思います。
by rbzero | 2005-09-02 23:11 | Peace of my mind